AS名 | 制限時間 | 区間距離 | 累積距離 | ●提供グルメ 豚汁、おにぎり、ちどり絲温、 |
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スタート | カテゴリーA | 5:45~6:20 | - | 0km | |
カテゴリーB | 6:20~7:15 | ||||
洲本 | 9:00 | 28.4km | 28.4km | ||
灘 | 10:55 | 30.6km | 59.0km | ||
慶野松原 | 13:40 | 37.8km | 96.8km | ||
多賀の浜 | 14:50 | 18.8km | 115.6km | ||
江崎灯台 | 16:10※最終関門 | 21.8km | 137.4km | ||
フィニッシュ | 16:40 | 7.9km | 145.3km |
毎年数多くのサイクリストが参加する大人気イベント
「淡路島ロングライ ド150」
地元では“アワイチ”と呼ばれている淡路島一周150kmを
一気に駆け抜けるルートを走る
手応え十分の激坂や碧い海が広がるシーサイドロードは
参加者を決して飽きさせない
▲スタートから洲本ASを越え35km付近までは大きな起伏のない海岸線を走る
▲夜明けとともに国営明石海峡公園から2300名の参加者が次々にスタート
淡路島の北部に位置する国営明石海峡公園が「淡路島ロングライド150」のスタート地点。エントリー希望者の増加に伴い参加者枠を拡大しているが、昨年は2,300名のサイクリストが淡路島に集結した。
コースは国営明石海峡公園から島を時計回りに一周する150kmだが、参加クラス(カテゴリー)は2つある。8時間程度で完走できる脚力に自信のある人がエントリーするカテゴリーAと、制限時間を守りつつも余裕を持ってコースを楽しみたい人のためのカテゴリーB。
スタートは日の出と前後してカテゴリーA→カテゴリーBという順で国営明石海峡公園を出発、まずは約28km先にある最初のAS(エイドステーション)のある洲本をめざす。ルートは島の東海岸沿いを走る国道28号線を南下。洲本ASまでは市街地や海沿いを走るほぼ平坦なコースなので足への負担は少ない。洲本ASでは地元ボランティアの方々によって豚汁やおにぎりなどが提供される。これからの長丁場に備えてしっかりエネルギーを蓄えておこう。各ASには通過制限時刻が設定されており、その時間を過ぎるとリタイアになってしま う。この洲本ASでの制限時刻は午前9時となっている。
▲最初の難所、立川の峠越え。自転車を降りて歩く参加者も
洲本ASからもしばらくはフラットなコースが続くが、35km付近から最初の難関が登場する。立川の峠に至るまで一気に標高150mまで上る平均勾配8%というかなりの激坂。押し歩きするサイクリストが増えてくるが、後半のことも考え、足に負担をかけないよう低いギヤを選択して乗り切ろう。
▲峠道を下りきると海岸沿いを走る「南淡路水仙ライン」に出る
峠を越えると今度は一気に海まで下る急なダウンヒル。オーバースピードでコースアウトするような事故を起こさないように注意したい。山道を下りきると景色が開け、目の前に海が広がる。海岸線に沿って続く「南淡路水仙ライン」と呼ばれるフラットで快適なルートを進むと、59km地点に次のエイドステーションなる灘ASが現れる。
淡路島ロングライドは「グルメライド」と呼ばれるほどエイドステーション毎の補給食が評判だが、この灘ASでも例年、淡路島伝統の味として知られる「ちどり絲温」や白玉入りの「おしるこ」などの地元の逸品がサイクリストの疲れを癒やしてくれる。灘ASの通過制現時刻は午前10時55分。
◀洲本ASでは地元ボランティアから温かい味噌汁とおにぎりなどの提供が
▲灘ASの先から最高勾配11%にもなる最もハードな区間
灘ASを出発すると、コースは海際から山に向かって上っていく。灘地野、阿万塩屋町と進んでいくが、この区間は平均勾配8%、最大勾配は11%に達するという本格的な上り坂が続く難所。ゴールまでまだ先は長いので、ビギナーはとくに無理せずに低いギヤを選択し、無駄な体力消耗や足への負担を避けるようにしよう。また、晴天であれば9月はまだまだ強い日射や気温の上昇が予想されるので、十分な水分補給も忘れずに。
▲きつい区間ではあるが上り切ると素晴らしい眺望が開ける
きついアップダウンが続く山岳路を過ぎるとコースは福良港に向かって一旦海岸線まで標高下げる。福良港付近の市街地を抜けるともう一度きつい上りが始まる。これまでの疲労に加え、平均11%、最大15%という勾配はとくにビギナーにはきつい。ここで力尽きてしまった参加者には途中の81km地点にリタイヤ推奨ポイント(専用バスで回収)が設けられている。
しかし、この難所を切り抜ければあとはめぼしい上り坂はない。海岸線に出てしばらくすると3つめのエイドステーション、慶野松原AS(96.8km地点)が見えてくる。このあたりからそろそろ通過制現時刻が気になってくるが、慶野松原ASの通過制現時刻は午後1時40分。
▲最後のエイドステーション、多賀の浜AS。ここでも地元名産品が振る舞われる
▲最後に現れる長い登坂路。疲労が蓄積した体にはつらいがもう少しでゴール
慶野松原ASから先は淡路サンセットラインと呼ばれる県道31号線北上するが、左手に碧い海が広がる快適なルートが続く。17kmほど走ると最後のエイドステーション、多賀の浜ASに到着する(通過制現時刻は午後2時50分)。
終盤に近づき疲労も蓄積してくるが、多賀の浜ASから先もひたすらフラットな海岸線を走るルートなので順調に距離を稼ぐことができる。北上を続け、島の北端に近づくと対岸に明石や神戸の市街地が見えてくる。と同時に遙かかなたに本州との海峡を一跨ぎする明石海峡大橋の雄姿が視界に入ってくる。
淡路島の最北部付近、137.4km地点にある江崎灯台は最終関門になっており、各ASと同じように通過制限時刻が設定されている。ここを午後4時10分までにクリアしないとリタイアとなってしまう。ここまで来てリタイアは残念なので、江崎灯台での通過時刻は十分に注意しよう。
▲150kmを走り切り見事フィニッシュ。制限時間以内にゴールすると完走証が授与される
江崎灯台を越え、橋脚の高さ283mもある明石海峡大橋のたもとをくぐってゴールの国営明石海峡公園をめざす。ここまでくればゴールまではもうすぐなのだが、最後の最後につらい上りが待ち構えている。勾配はそれほどでもないが、疲労のたまった体にだらだら続く上り坂はきつい。
しかし、この坂をクリアすれば国営明石海峡公園はもうすぐそこ。午後4時40分までにフィニッシュラインを通過すれば、見事150km完走!
▲夜明けとともに国営明石海峡公園から2300名の参加者が次々にスタート
▲スタートから洲本ASを越え35km付近までは大きな起伏のない海岸線を走る
▲最初の難所、立川の峠越え。自転車を降りて歩く参加者も
▲峠道を下りきると海岸沿いを走る「南淡路水仙ライン」に出る
▲洲本ASでは地元ボランティアから温かい味噌汁とおにぎりなどの提供が
▲灘ASの先から最高勾配11%にもなる最もハードな区間
▲きつい区間ではあるが上り切ると素晴らしい眺望が開ける
▲最後のエイドステーション、多賀の浜AS。ここでも地元名産品が振る舞われる
▲最後に現れる長い登坂路。疲労が蓄積した体にはつらいがもう少しでゴール
▲150kmを走り切り見事フィニッシュ。制限時間以内にゴールすると完走証が授与される